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佐喜眞淳のブログです。〜キーボードから うた 三線まで〜
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   私は滅多に泣かない。
ドライアイだし、もともと涙の出難い体質なのだろう。
 しかし今日は、涙が頬をつたった。
何年ぶりだか思い出せないぐらい久々の事である。

 今日何があったのか。
『私の殺した男』という昔の映画を観たのだ。それだけ♪
1931年のアメリカ映画で、監督はエルンスト・ルビッチ。
ちなみに原題は『Broken Lullaby』。

 物語の舞台は第一次世界大戦後のドイツだが、
今にも通ずる非常に普遍的なテーマが描かれていた。
戦争というものが人々の心に残す傷跡がいかに大きいか。
戦争とは、国家とは何か。憎しみとは、分断とは・・・。
そして人間はそれらをいかに乗り越えてゆくことが出来るのか。

〜詳しい内容知りたい人は絶対に観て下さい。ほんの76分です。〜

ラストシーン、私は胸を締め付けられ、感涙があふれた。
言葉は無い。そこには音楽と、ささやかな幸せと、希望があった。

 映画はそこで終わる。

 しかしこの映画が撮られた(1931年)時代、
すでに世界はもうひとつの大戦に向かっていた。
 この映画はそのことを予見しつつ、その流れに異議を唱えた作品である。

 そのメッセージは今の時代においても全く色褪せず、新鮮な響きで観客の心に届く。

 今日改めて思った。
戦争前夜の時代にあっても、それをくい止めようと、
必死で足掻いた表現者たちがいたのだ。
彼らに二度目の大戦を止めることはできなかったが、
その作品は時を超えて私達の心を打つ。
これが芸術か!

ああ!
私も未来に向けて発信できるほどの表現ができたら、どんなに素晴らしいだろう。
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プロフィール
HN:
淳(弾きやー)
性別:
男性
自己紹介:
 ピアノ・キーボード、うた・三線奏者。
 中学時代はビートルズ、高校時代はボブマーリー、大学でジャズ研、そして様々なバンドに加わる。

 最近「385」を脱退し、琉球に帰国。沖縄の「クロネコリズム」や「マジェスティックス」を中心に活動している。

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