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佐喜眞淳のブログです。〜キーボードから うた 三線まで〜
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  4月9日のつづきから。

 

 スタジオの設備に感動し、私はひとりハシャイでいた。

 しかし遊んでいるヒマはない。これから3日間で6曲すべてを録り終えなければならない。しかも録るだけでなくミックスまで終わらせるのだ。

 

 

 ところで、キーボードという電子楽器はパソコンのようなモノなので、DTMやDAWを使えば自宅録音でもそれなりの音が録れると思う方も多いだろう。それなら時間も気にせずゆっくりできる。しかし今回の録音はそういうわけにはいかなかった。

 それはライブに負けないぐらいの迫力と臨場感を出すために、スタジオの音響装置・高級機材をふんだんに使ったからである。例えば、キーボードにつないだマーシャルの生アンプを爆音で鳴らしてマイクで録り、それをキーボードから普通に出るライン出力の音と絶妙にブレンドする。これによって音に歪みと攻撃性が加わり、激しくてRockなキーボードの音になるのだ。

 

 

 キーボード自体も、スタジオ録音における、より理想的な機材をレンタルして演奏した。

 ライブで直に体感できる音とスタジオで録って後で聴く音は別モノだからである。ダイナミックレンジ(強弱の幅)とか一過性の有無を考えると、どうしてもスタジオ録音は伝わるものが弱くなりがちだ。

 しかし、そのハンデを感じさせない音をつくるのがプロのレコーディングエンジニアの方々、そして上等の機材である!
 

☆今回借りたキーボード
 

 紹介しよう。まずはヤマハの「CP300」(写真の下段のやつ)。これは鍵盤のタッチや音が本物のピアノに非常に似ているため、ダイナミクス(強弱など)が付け易く、よりグルーヴや情感をおしだすような演奏ができる。

 

 そしてHOHNORの「Clavinet D6」という歴史的名器も使った。

ピンと来ない方には、スティービーワンダーの「迷信」という曲を聴いてほしい。「Talking book」というアルバムの6曲目だ。その曲に使われた機種である。

これは電子式のキーボードではなく、弦とピックアップを内蔵したエレキ楽器なのだ。ザ・70年代ファンク!な音である。

 最近の電子キーボードにも必ずそれを模した音色が入っていて、私もそれを使っていたのだが、本物を見たのは初めてだった。弾いてみるとやはり音がひと味違う。電子楽器には無い肉食系の響きがするのだ。歯切れのよい「ビンッビンッ」という音に「ギョーン」という感じの弦の共鳴音がかすかに混じり、最高にキモチE!!!

 今回は「脳みそあらおう」という曲でしか使っていないが、、、いつかあれを自分で買ってそれ用の曲を増やしたいと思った。

 

 

・・・あ、もちろん!普段使っているキーボード(KORGM3-61)も結構良い機種なので、ライブにいらっしゃる方はご安心を。

「鼓膜クレイジー(ピポピポ)」という曲ではこれのエレピの音色を使用した。(「CP300」の鍵盤とMidiでつないで)

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  4月9日の朝11時。世田谷のとある駅に集合し、平和島のスタジオへ車で向かった。

「東京流通センター」という、バカでかい建物が立ち並んでいる所へ着いた。建物はだいたい倉庫で、ここは日本の物流の一大拠点らしい。SF映画にでもでてきそうな、シュールで殺風景な所だった。

そのなかのある建物の一室がスタジオになっていた。その名は「サウンドクルー」。
駐車スペースから部屋にいたる空間には山のような楽器や機材が整然と積まれている。かれらはこれからどこに運ばれていくのだろうか、考えただけでワクワクする。

部屋に入ると、こじんまりとして落ち着いたリビングがあった。奥には巨大なミキサーがある部屋。その反対側には演奏する部屋がある。

演奏する部屋には監視カメラが4つぐらいあり、ミキサー部屋にモニターがある。これで様子をうかがい、ミキサー室から演奏部屋に指示が出されるのだ。

なんか、ドラえもんでも出て来そうな設備である。

私の半生においては最も本格的なスタジオだった。
しかし、私以外のメンバーは2人とも経験が豊富なので、慣れた感じで落ち着いていた。
とにかく私ひとりテンションが異様に高かった。(笑)
バンド録音の私的レポート。
記憶を頼りに1日1日書きたいと思います。

まずは0日目の4月8日から。要するにレコーディング前夜です。

 

 4月8日、横浜BBストリートでライブ。

終わってから、今回レコーディングを手伝ってくれる、楽器を扱うプロの方と少し話をした。

そこで大まかな予定を決めたほか、
今後バンドをいかにやっていくかのアドバイスなどもいただいた。

 

 その帰り道、「ミドリ」のスタッフの方と合流し、シンセを預かってもらった。

彼は夜中の12時過ぎに私の最寄りの駅まで来て下さった。本当にありがたかった。

これで翌日の集合をスムーズに行える。
また、重い荷物を運ばなくてすむので指のコンディションがしっかり整えられる。

 

 このとき気づいたのだが、横浜に忘れ物をしていた。ペダル2つとケーブル2本、そしてノート2冊である。こんなに忘れ物をするのは初めてだ。ライブ終わりから終電まで時間がなく焦っていたのと、やはり翌日の録音へのプレッシャーでかなりテンパっていたのだろう。

 機材は録音スタジオでいくらでも借りられるので問題ないが、ノートはそうはいかない。これは主に練習中につけているもので、曲に関する大事なことをけっこう書いていた。

 どうしよう。もう終電も無い。しかも明日の集合は早い。

 そこで、記憶を頼りに別のノートに曲の中の注意すべき点を箇条書きにした。

 

 今思いかえせば、この作業によって頭が整理されて、かえって良かったのである。怪我の功名とはこのこと。

 よくよく考えてみると、ノートというのはあくまで忘備録でしかない。演奏中はほとんど見ない。

 重要なのはノートをつけた後にそれを反芻して頭に叩き込むことだったのだ。・・・これ、小学生レベルの基本的なことではあるが、今になってやっと、身をもって実感した。

  私は今、

  マスタリング(仕上げ)前のサンプルCDを聴き、

  感動に浸っております。

  それは、他でもない自分たちバンド、

  385の音!385の轟音!

 

 4月9日から11日までの3日間、

385のレコーディングをやってきました!

ついに最初の1枚が出来上がります。

 

 録った曲は短いものも合わせて6曲。

 素晴らしいスタジオと技術者の方々、またいろいろ助けて下さった方々のおかげで、かなり良いものが録れたと思います。感謝感激です!

 

 まず、サウンドの迫力が、並のCDではありません。

 音圧が非常に強いと同時に、ダイナミズム(強弱)はしっかりしているため、ものすごいグルーヴ感が出ています。 

 自分たちバンドの魅力が存分に引き出されております。

 

 CDリリースは7月の予定。

ああ!早く多くの人に聴かせたい!!!

 気づけば4月。
 全く実感ないけど、世の中は新入生とか新入社員とかであふれているらしい。
 
 
 ところで3日前にライブした「BASEMENT BAR」というお店からまた誘われ、出演が決定した。
こういうの、非常に嬉しい。


☆4月17日(土) 
@下北沢 Basement bar 
●出演 
ぐるぐる 
Who the Bitch 
EMILY LETTUCE 
385 
●OPEN 18:00/START 18:30  
●ADV 2300/DOOR 2800 (+1D)

 是非おこし下さい。

あ、その前に明後日も横浜でライブです。
☆4月8日(木) 
@横浜BBストリート 
"XYZ!?" 
出演、モーモールルギャバン/385/BERLIN PENGUIN RECORD/ドブロク/The Chameleons 
start/18:30 
adv/2000yen+1D 

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プロフィール
HN:
淳(弾きやー)
性別:
男性
自己紹介:
 ピアノ・キーボード、うた・三線奏者。
 中学時代はビートルズ、高校時代はボブマーリー、大学でジャズ研、そして様々なバンドに加わる。

 最近「385」を脱退し、琉球に帰国。沖縄の「クロネコリズム」や「マジェスティックス」を中心に活動している。

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