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スタジオの設備に感動し、私はひとりハシャイでいた。
しかし遊んでいるヒマはない。これから3日間で6曲すべてを録り終えなければならない。しかも録るだけでなくミックスまで終わらせるのだ。
ところで、キーボードという電子楽器はパソコンのようなモノなので、DTMやDAWを使えば自宅録音でもそれなりの音が録れると思う方も多いだろう。それなら時間も気にせずゆっくりできる。しかし今回の録音はそういうわけにはいかなかった。
それはライブに負けないぐらいの迫力と臨場感を出すために、スタジオの音響装置・高級機材をふんだんに使ったからである。例えば、キーボードにつないだマーシャルの生アンプを爆音で鳴らしてマイクで録り、それをキーボードから普通に出るライン出力の音と絶妙にブレンドする。これによって音に歪みと攻撃性が加わり、激しくてRockなキーボードの音になるのだ。
キーボード自体も、スタジオ録音における、より理想的な機材をレンタルして演奏した。
ライブで直に体感できる音とスタジオで録って後で聴く音は別モノだからである。ダイナミックレンジ(強弱の幅)とか一過性の有無を考えると、どうしてもスタジオ録音は伝わるものが弱くなりがちだ。
しかし、そのハンデを感じさせない音をつくるのがプロのレコーディングエンジニアの方々、そして上等の機材である!
☆今回借りたキーボード
紹介しよう。まずはヤマハの「CP300」(写真の下段のやつ)。これは鍵盤のタッチや音が本物のピアノに非常に似ているため、ダイナミクス(強弱など)が付け易く、よりグルーヴや情感をおしだすような演奏ができる。
そしてHOHNORの「Clavinet D6」という歴史的名器も使った。
ピンと来ない方には、スティービーワンダーの「迷信」という曲を聴いてほしい。「Talking book」というアルバムの6曲目だ。その曲に使われた機種である。
これは電子式のキーボードではなく、弦とピックアップを内蔵したエレキ楽器なのだ。ザ・70年代ファンク!な音である。
最近の電子キーボードにも必ずそれを模した音色が入っていて、私もそれを使っていたのだが、本物を見たのは初めてだった。弾いてみるとやはり音がひと味違う。電子楽器には無い肉食系の響きがするのだ。歯切れのよい「ビンッビンッ」という音に「ギョーン」という感じの弦の共鳴音がかすかに混じり、最高にキモチE!!!
今回は「脳みそあらおう」という曲でしか使っていないが、、、いつかあれを自分で買ってそれ用の曲を増やしたいと思った。
・・・あ、もちろん!普段使っているキーボード(KORGのM3-61)も結構良い機種なので、ライブにいらっしゃる方はご安心を。
「鼓膜クレイジー(ピポピポ)」という曲ではこれのエレピの音色を使用した。(「CP300」の鍵盤とMidiでつないで)
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中学時代はビートルズ、高校時代はボブマーリー、大学でジャズ研、そして様々なバンドに加わる。
最近「385」を脱退し、琉球に帰国。沖縄の「クロネコリズム」や「マジェスティックス」を中心に活動している。
心情ラスタマン