今日、ケータイ屋に行きました。
昨日ケータイの画面が映らなくなったからです。

　１週間ぐらいで修理できるそうです。

　その間は代替機を使います。番号もメルアドも変わりません。アドレス帳も故障機から代替機に移せます。

　やった〜っ

・・・と思ったのもつかの間。店員さんの苦い顔。

店員「これ、中のデータ（アドレス帳）機械につないでも読めませんね。画面だけでなくて中も壊れている可能性があります。バックアップとかとってませんか？」

私　「はい〜、すいませんとってません。あぁ〜ヤバい。なんとかなりませんか。オネガイします。」

　修理工場に行くと、個人情報保護のためデータはすべて抹消されるらしい。ケータイ屋に居る今がラストチャンスなのだ。
　店員さんは若い女性で、優しい方だった。何度も何度も機械の線とケータイをつなぎなおして、トライしてくれた。しかし、一向にケータイはウンともスンともいわない。
　３０分ぐらい同じ事を繰り返してもらい、ついに私は覚悟を決めた。

私　「何度もトライして下さって本当にありがとうございます。そのお気持ちだけで十分です。もう気にしないで下さい。アドレス帳がなくなっても、私は大丈夫ですから。（そんなものに頼らずとも自分の力で何とかやっていきますから。）」
・・・お、なんか俺、カッコつけてる。
　そう思ってちょっとナルシシズムに浸った、その矢先！

店員「あ！とれました。中のデータとれました！」

私　「え！？　いぇーーぃ！　わーい♪やったやった！ありがとうございます！」

　奇跡的に、ケータイの中の接触が良くなり電気が通ったのだろう。電子機械の不思議である。

・・・・しかし思い返すと恥ずかしい。なんであんなにハシャイじゃったんだろう。しかも、ケータイ屋という静かな場所で。
　つーか、おまえさっき「アドレス帳なくしても俺は生きていけるぜ」的なこと言ったばっかりじゃん。
そのわりには喜びすぎだろ！（笑）
　
　あぁ〜俺ダサかったな。
　でもそんなことはどうでもいい。
　
　今最も叫びたいこと。それは、
おねいさんへの感謝である！
その優しさに癒されただけでなく、決してあきらめない強さに救われた。
ありがとう！！！